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ここにアップしてみようかと思いました。
なにをってTIGER&BUNNYの短文です、しかも虎×兎です(笑)
ツイッター上での妄想で頭パーンとしたので書いてみたんですが、
なにせメインページに載せるにはジャンル外なもので…
どうやら世間的には虎兎マイナーなようなので需要はないかもですが、
怖いものみたさで読んでやんよ!って方は下のタイトルからどうぞー。
ちなみに無駄に続いちゃいます、前半だとおじさん出てきません(笑)
そして続きがいつあがるかは皆目見当つきません^q^←←
なにをってTIGER&BUNNYの短文です、しかも虎×兎です(笑)
ツイッター上での妄想で頭パーンとしたので書いてみたんですが、
なにせメインページに載せるにはジャンル外なもので…
どうやら世間的には虎兎マイナーなようなので需要はないかもですが、
怖いものみたさで読んでやんよ!って方は下のタイトルからどうぞー。
ちなみに無駄に続いちゃいます、前半だとおじさん出てきません(笑)
そして続きがいつあがるかは皆目見当つきません^q^←←
“今日は帰れそうにない” そんな電話が入ったのは彼の自宅の前に立った時だった。
「全く…連絡が遅いんですよ、おじさん」
電話を切ると同時に悪態が口をつく。
電話の主の、虎徹がそんな連絡を寄越した理由は明白だった。
大方ロックバイソンやらファイヤーエンブレムの奴等に遅くまで付き合わされているのだろう。
頼まれれば嫌とは言えない、 全くあの人らしい理由だとバーナビーは一人ため息をついた。
彼が来ないならば引き返そうかとも考えたが、
折角ここまで来たからには、このまま帰るのも何処か釈然としない。
そう思いバーナビーは合鍵を回して虎徹の家へと入った。
主のいない部屋は案の定暗く静まり返っていた。 脱いだ上着をソファに投げれば衣擦れの音さえ大きく聞こえる。
リビングの明かりを点けソファに腰かけると、 妙な居心地の悪さを彼は感じていた。
互いの家を行き来するようになって数ヶ月。 今や勝手知ったる家だが、こう一人でいては何をしていいかも分からない。
やはり自宅へ戻るべきか、
それとも虎徹が帰るのを待つべきか。
しかし“帰れそうにない”と告げた彼を待っていてどうなるというのだろう。
頭の中で何度も繰り返される葛藤を振り払うように、
バーナビーは苛立ちまぎれに髪をかきあげた。
「――……」
「何をやってるんだろうな俺は…」
思わず自嘲めいた声がもれる。
自分とあろうものがこんなことを、
いつ帰るかも分からない相手を待っていることが、ひどく滑稽なことに思えて仕方がない。
一人きりなど、とうに慣れたはずだったのに。
今は一人の部屋がやけに広く、虚しく感じられる。
そんな言い様のない感情にうろたえているなどと、 バーナビーにとって認めたくない事だった。
しかし、一度溢れ出した感情は確かにその胸を支配する。
こんな気持ちになるのは何もかも全部。
「全部、あなたのせいですよ…おじさん」
そう呟いた声は届くはずもなく、
一人きりのリビングに静かに響いては消えた。
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